1. 定着の状態を決める|3つの段階と5つの数字で測る
公的な数字:「使う」会社は増えたが、手順までAI中心に変えた所は1割前後
総務省の令和8年版 情報通信白書の企業向け調査は、回答者が勤め先の会社について答えたものです。自社の何らかの業務で生成AIを使っていると答えた割合は、日本で86.4%でした(活用方針の設問で「わからない」と答えた人を除く)。前年度の企業向け調査の55.2%から大きく上がっています。
ところが業務ごとに中身を見ると、「業務プロセスがAI中心に変更されている」は、どの業務でも5.6〜11.9%です。いちばん多く使われている議事録・メール作成補助でも11.3%で、多いのは「従業員が個人作業の効率化で活用している」(35.2%)でした。
| 業務 | 手順がAI中心に変わった | 部署の特定業務で使う | 社員が個人の作業で使う | 効果を感じる |
|---|---|---|---|---|
| 議事録・メール作成補助 | 11.3 | 24.7 | 35.2 | 72.3 |
| 営業・販売 | 9.5 | 22.9 | 27.2 | 37.5 |
| 社内ヘルプデスク | 11.9 | 20.7 | 18.3 | 42.7 |
| 経理・財務 | 9.3 | 19.5 | 15.9 | 29.7 |
| 人事 | 5.6 | 20.3 | 15.1 | 23.5 |
中小企業では差がさらに開きます。総務省の同じ調査で、生成AIによる業務の変革に「全社横断的に取り組んでいる」は、大企業26.1%、中小企業11.9%でした。生成AIの利用を禁止している会社を除いた割合です。「組織的な取り組みはない」は中小企業で45.6%です。
中小機構が中小企業1,647社に聞いた調査でも、AI(生成AIに限らない)を「全社的に導入している」は3.6%でした。「一部の業務で導入している」16.8%の4分の1以下です。
「定着しない」の正体は、やめてしまうことより、一部の社員が個人で使う段階で止まっていることです。この記事の6つの仕組みは、上の表の右から左へ1段ずつ上げるためのものです。つまり「個人で使う」から「部署で使う」へ、さらに「手順がAI前提になる」へ進めます。
定着の3段階(見積書を例に)
| 段階 | 状態 | 例(見積書) | 次の段階に上がった目安 |
|---|---|---|---|
| 1. 個人で使う | 使いたい人が、自分の作業で好きに使う | 営業の一部が、送り状の文面の下書きに使う | 同じ業務の担当者全員が、同じ指示文で使える |
| 2. 部署の仕事で使う | 部署の特定の業務で、決まった使い方がある | 見積書の下書きは、全員がAIで作ってから直す | 前後の工程(受注・請求)も、AIの出力を前提に受け取る |
| 3. 手順がAI前提になる | 業務の流れそのものが、AIがある前提で組み直されている | AIが単価表と過去の見積から下書きし、社員は確認、社長は値決めだけ | 担当者が替わっても、同じ手順で回る |
定着を測る5つの数字
| 数字 | 測り方 | 公表されている例 |
|---|---|---|
| 月に1回以上使った人の割合 | 使った人の数 ÷ アカウントを配った人の数 | パナソニック コネクトの「月間ユニークユーザー率」は61%(2025年度、前年度から12ポイント増)。同社は国内の全社員約11,800人にAIの活用を進めている |
| 1人あたりの利用回数の分布 | 月の利用回数が5回未満/5〜29回/30回以上の人数を数える | デジタル庁は3か月で100回以上の職員が150人以上、5回未満が170人 |
| 段階2・3に入った業務の数 | 「全員がAIで行う」と決めた業務の数 | LINEヤフーは、社内の業務効率化のプロジェクトが35件以上進行(2025年7月14日時点) |
| 1回あたりの削れた時間 | 対象の業務で、AIを使う前と後の時間を同じ方法で測る | パナソニック コネクトは1回あたり33分(前年度の1.2倍) |
| 削れた時間の合計 | 測った業務ごとに「1回あたりの時間 × その業務の回数」を出し、足す | パナソニック コネクトは78.8万時間で、年間の総労働時間の3.4%(利用回数は361万回。合計の出し方は公表されていない) |
中小企業で、最初から5つ全部を測る必要はありません。最初の3か月は、上の2つ(使った人の割合と、回数の分布)だけを月末に数えます。法人向けプランの管理画面に利用状況が出るならそれを使い、出ない場合は、月末に次の3問を社内チャットで聞けば足ります。
- 今月、仕事で会社のAIを使った回数は?(0回/1〜4回/5〜29回/30回以上)
- いちばん多く使った業務は何ですか?(例:見積書の下書き、議事録、メールの返信)
- 使おうとしてやめた場面と、その理由を1つ書いてください(例:「繁忙期は手で書くほうが速かった」)
2. 二極化を前提にする|よく使う人・すぐ離れた人・使わない管理職で打ち手を分ける
デジタル庁は、自前の生成AI環境「源内」を職員に使わせた3か月(2025年5〜7月)の実績を公表しています。職員約1,200人のうち約950人(約8割)が使い、利用は延べ6万5,000回以上、使った職員1人あたり平均70回でした。同じ時期のアンケート(110人)では、利用頻度は「週に数回」が49人、「毎日」が31人です。
それでも、デジタル庁は「利用は両極端化している」とまとめています。3か月で100回以上使った職員が150人以上いる一方、5回未満にとどまった職員が170人いました。職位別では、若手の職員と民間から来た専門人材がよく使い、課長級の職員は半数の利用がゼロでした。平均の70回だけを見ていたら、この偏りは見えません。月末の集計は、平均ではなく回数の分布で見ます。
| 層 | 見分け方 | 打ち手 |
|---|---|---|
| よく使う人 | 分布の上の山(例:月30回以上)。自分で指示文を工夫している | 部署の相談役を頼み、うまくいった使い方を指示文の形で出してもらう。増える仕事を、社長が評価や声かけで認める |
| すぐ離れた人 | 分布の下の山(例:最初の月に5回未満)。デジタル庁のアンケートにも「使いかたが分からない」という声がある | 本人の担当業務の1つだけについて、相談役が隣で1回やって見せ、その指示文を渡す。一般的な使い方の説明はしない |
| 使わない管理職 | 管理職の利用回数が0回。部下に「使え」とだけ言っている | 会議の要点まとめと、部下の報告書の要約を「管理職がAIで行う」と決める。自分で使うと、部下にもAIを前提にした指示を出しやすくなる |
3. 「最初はAI」を会社の決まりにする|任意のままだと忙しい日に元へ戻る
LINEヤフーは2025年7月14日、全従業員約11,000人を対象に、業務における「生成AI活用の義務化」を前提とした新しい働き方を始めると発表しました。従業員の業務の3割を占める「調査・検索」「資料作成」「会議」から始めます。調べものは「まずはAIに聞く」。資料は「ゼロベースの資料作成は行わない」(作る前にAIで骨子を作る)。社内会議の議事録はすべてAIで作る。こうした社内ルールを決めています。
同じ発表によると、LINEヤフーは2025年6月から全従業員に「ChatGPT Enterprise」のアカウントを配りました。リスク管理と指示文(プロンプト)の書き方は必須のeラーニングで学び、試験の合格を生成AIを使う条件にしています。発表は、ルールの目的を「生成AIの活用ではなく、生成AIの活用を前提とした働き方に変え」ることだとしています。
中小企業なら、全業務を一度に決める必要はありません。総務省の調査で「効果を感じる」が72.3%といちばん高かったのは議事録・メール作成補助なので、会議と文書から始めます。次の4行を、社長の名前で社内に出します。
- 調べもの:社内の規程・単価・手順は、人に聞く前に会社のAIに聞く。答えの元になった資料名を必ず確かめる
- 文書:見積書・報告書・メールの返信は白紙から書かない。AIに骨子か下書きを作らせてから、自分で直す
- 会議:社内会議は、参加者の了解をとって録音し、AIで要点と宿題をまとめ、当日中に共有する
- 例外:お客様の個人情報や未公開の条件を含むものは、会社が決めたツールと手順でだけ扱う
4. 社長が目標を出し、部署ごとに相談役を置く|1人の推進担当に背負わせない
総務省の調査で、生成AIに組織として取り組んでいる会社に戦略や方針を聞きました(「組織的な取り組みはない」「わからない」と答えた人を除く)。中小企業でいちばん多かった答えは、「経営幹部から各部署に対して実施事項や達成目標が提示されている」(32.9%、大企業は26.3%)です。白書は、中小企業ではトップダウンの関与が鍵になっているとみています。
一方で、同じ聞き方で「取組を推進する部署や責任者が明確になっている」は、中小企業22.8%(大企業29.6%)にとどまります。
LINEヤフーは、部門の中で活用を促す「生成AI活用推進者」を全部署に置き、社内表彰や社員アンバサダー制度も予定していると発表しています。中小企業で全社の推進担当が1人だけだと、その人が休むか忙しくなった時点で止まります。社長・推進担当・部署の相談役で、受け持ちを分けます。
| 誰 | 受け持つこと | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 社長 | 部署ごとに「段階2に上げる業務」を1つずつ指名し、月末の数字を自分で見る。自分も会議の要点まとめでAIを使う | 月30分 |
| 推進担当(全社で1人) | ツールと「最初はAI」の決まりを管理し、月末の3問を集計する | 週2時間 |
| 部署の相談役(各部署1人) | 部署の指示文を集め、すぐ離れた人の隣で1回やって見せる | 週1時間 |
| 全員 | 決まりを守り、やめた場面を月末の3問に書く | 月5分 |
相談役は、回数の分布の上の山にいて、その部署の業務をいちばんよく知る人から選びます。頼むときは、時間と成果物をはっきりさせます。「〇〇さんに、営業部のAI相談役をお願いしたい。週1時間を業務として認めるので、月末に、部署でいちばん使われた指示文を1つ全社に共有してほしい。」相談役は、AI推進担当の決め方でいう「各部門の窓口」にあたります。全社の推進担当の選び方と最初の90日の動かし方は、そちらで解説しています。
5. 入社・異動・ツールの更新で仕組みを直す|一度つくって終わりにしない
デジタル庁のアンケートの自由記述(困っている点)には、次のような声が載っています(いずれも要旨)。
- ツールの性能:モデルが若干古く、個人で使っているAIと比べて回答の品質があまり良くないと感じるときもある
- AIに読ませる資料の質:担当部署を割り当てるAIは、元のデータが粗いと思われ、あまり役に立たない
- 使い方の案内:どの機能が最も適しているか分かりにくい。試行錯誤が要るなら自分で対応したほうが早いとなり、使わなくなってしまう
ツールの性能、AIに読ませる資料の質、使い方の案内のどれかが古くなると、使われなくなります。入社・異動・更新のたびに、次の表のとおり直します。
| タイミング | 直すもの | 担当 |
|---|---|---|
| 社員が入社・異動したとき | 初日に会社のAIのアカウント、「最初はAI」の決まり、部署の指示文集を渡す。1週目に、相談役が担当業務で1回一緒に使う | 推進担当・相談役 |
| ツールの機能やプランが変わったとき | 決まりと指示文が新しい機能に合っているか、入力した内容の扱い(学習に使われるか)が変わっていないかを確かめる | 推進担当 |
| 単価表・規程・手順書を改訂したとき | AIに読ませている資料を差し替え、古い版をAIから外す | 資料を改訂した部署 |
| 3か月ごと | 「最初はAI」の決まりに足す業務と、外す業務を決める | 社長 |
入社・異動した人の最初の1週間(チェック表)
- □ 初日:会社のAIのアカウントと、入れてはいけない情報の1枚を受け取った
- □ 初日:部署の指示文集の置き場所を知っている
- □ 2日目:「最初はAI」の決まり(調べもの・文書・会議)を読み、分からない点を相談役に聞いた
- □ 3〜5日目:自分の担当業務の1つで、相談役と一緒にAIを1回使った
- □ 5日目:使った指示文を、自分の業務名をつけて保存した
6. 毎月の定着レポートで続ける|最初の3か月は「やめるか」ではなく「どこに手を打つか」を決める
パナソニック コネクトは、2023年2月から生成AIの業務利用を始めました。2025年度の実績は、利用回数・1回あたりの削減時間・月間ユニークユーザー率を、前年度との比較つきで公表しています。利用回数は前年度の1.6倍、削減時間は2倍です。デジタル庁も、最初の3か月の利用データとアンケートを公表し、使う人の偏りを見つけています。同じ数字を同じ方法で続けて測るから、増えた・偏っているが分かります。
| 項目 | 今月の例 | 社長が決めること |
|---|---|---|
| 使った人の割合 | 12人中8人(先月は6人) | 割合が下がった部署があれば、理由を相談役に聞く |
| 回数の分布 | 5回未満3人、5〜29回6人、30回以上3人 | 5回未満の3人に、誰が隣で教えるか |
| 段階2・3の業務の数 | 2業務(見積書の下書き、社内会議の議事録) | 来月、段階2に上げる業務を1つ指名する |
| 1回あたりの削れた時間 | 見積書1件 30分→15分(担当3人の平均) | この業務を他の部署に広げるか |
| やめた場面と理由 | 「繁忙期は手で書くほうが速い」2件 | 決まりを直すか、繁忙期用の指示文を用意するか |
レポートの下書きはAIに作らせられます。氏名を伏せたアンケートの結果を渡し、次の文を使います。「添付した今月のアンケート結果から、①使った人の割合、②回数の分布(5回未満・5〜29回・30回以上の人数)、③使うのをやめた場面と理由を多い順に、の3つを表にしてください。添付した先月の表と比べて変わった所に印を付けてください。推測は書かず、データにあることだけを書いてください。」
最初の3か月は、続けるかやめるかを決める時期ではありません。デジタル庁の例のように、3か月は「誰が使っていて、誰が離れたか」が見えてくる期間です。3か月たったら、段階2に上げた業務の1回あたりの時間を、ツールと支援の費用と比べて、広げるか直すかを決めます。比べ方はAI導入の費用対効果で解説しています。
結論|定着は「決まり・人・数字」の3つで仕組みにする
| 期間 | やること | 終わったときの状態 |
|---|---|---|
| 1〜30日 | 業務ごとに今の段階(1〜3)を書き出し、月末の3問を初めてとる。「最初はAI」の決まりを会議と文書の2つで始める | 回数の分布と、使っていない人が分かる |
| 31〜60日 | 部署ごとに相談役を置き、5回未満の人に担当業務で1回ずつ教える。管理職の会議まとめをAIで行う | 利用が0回の管理職がいない |
| 61〜90日 | 部署ごとに1業務を段階2に上げ、1回あたりの時間を測る。入社・異動の最初の1週間に組み込む | 段階2の業務が部署の数だけあり、新しい人にも引き継げる |
定着度のチェック10問
- □ 月に1回以上使った人の割合を、毎月数えている
- □ 平均ではなく、回数の分布(5回未満・30回以上など)で見ている
- □ 社長と管理職が、自分の仕事でAIを使っている
- □ 「最初はAI」の決まりが、少なくとも1つの業務で文書になっている
- □ 段階2(部署の全員が同じ使い方)の業務が1つ以上ある
- □ 部署ごとに、AIのことを聞ける相談役がいる
- □ 相談役の時間を、業務として認めている
- □ 入社・異動した人に、最初の1週間でAIを使わせる手順がある
- □ AIに読ませている資料を、改訂のたびに差し替えている
- □ 3か月ごとに、決まりに足す業務と外す業務を社長が決めている
最初の1歩は、明日、社員全員に「月末の3問」を送ることです。答えが集まれば、自社が3段階のどこにいて、誰が離れているかが分かります。5回未満の人が多ければ2の打ち手から、使う人は多いのに段階1のままなら3の「最初はAI」の決まりから始めてください。
シス学の場合|「最初はAI」を広げる仕事も「作業・確認・判断」に分けます
シス学(システム経営学)は、AIエージェントを活用し、会社を「儲かるシステム」につくり変える経営学です。この記事の3(「最初はAI」の決まり)を、次の業務へ広げる仕事を例にすると、次のように分けます。
| 任せ先 | 受け持つ仕事 | 中身 |
|---|---|---|
| AI | 作業 | 月末の3問の答えから、よく使われた業務とやめた理由を集計し、次に決まりにする業務の候補と、その業務の手順の下書きを作る |
| 社員 | 確認 | 相談役が、下書きの手順が現場で回るか、例外の扱いが抜けていないかを直す |
| 社長 | 判断 | どの業務を「最初はAI」にするかを決め、社長の名前で社内に出す |
社長に集まっていた下書きや確認をAIと社員に渡し、社長がいなくても回る時間をつくるのが、シス学の考え方です。社員が毎日の業務を題材に練習し、手順書と指示文の型を残して定着まで支えるのがシス学のAI研修、業務の流れの組み直しから一緒に行うのがAIコンサルティングです。料金は、対象の業務と体制をお聞きしたうえで、無料相談でご案内します。
関連資料
- AI社内研修のやり方:定着の前の段階。社内で研修を回す8ステップと、研修後4週間の動き方
- デジタル庁「デジタル庁職員による生成AIの利用実績」:週ごとの利用人数、利用回数の分布、職位別の利用、職員アンケートの全設問が載っている(PDF、29ページ)
無料相談
「アカウントは配ったが、使っているのは一部の社員だけ」「研修をしたのに、3か月で元のやり方に戻った」という段階でもかまいません。まずは30分の無料相談で、今の使われ方をお聞かせください。全国オンラインで対応しています。
よくある質問
生成AIの定着率は、どのくらいを目指せばよいですか?
決まった基準はありません。公表されている例では、パナソニック コネクトの月間ユニークユーザー率が61%(2025年度)、デジタル庁は最初の3か月で職員の約8割が使いました。まず自社の今の割合を月末の3問で測り、3か月ごとに上げる目標を社長が決めます。
生成AIの利用を義務にしてもよいですか?
LINEヤフーは、全従業員約11,000人を対象に「生成AI活用の義務化」を前提とした働き方を始め、「まずはAIに聞く」などの社内ルールを決めています。中小企業では、会議と文書など効果を感じやすい業務に絞って「最初はAI」を決まりにし、社外に出す前の確認は人に残す形が始めやすい方法です。
研修をしたのに定着しません。何から直せばよいですか?
利用回数の分布を見て、研修のあとすぐ離れた人(例:月5回未満)が何人いるかを確かめます。その人たちに、担当業務の1つだけで、相談役が隣で1回やって見せるのが先です。研修そのものの選び方は[生成AI研修の選び方](/column/seisei-ai-kenshu)で解説しています。
管理職が生成AIを使いません。どうすればよいですか?
デジタル庁の公表でも、課長級の職員の半数は3か月の利用がゼロでした。会議の要点まとめや、部下の報告書の要約を「管理職がAIで行う」と決め、管理職自身が使う場面をつくります。自分で使うと、部下にもAIを前提にした指示を出しやすくなります。
「定着」と「浸透」は違いますか?
この記事では、浸透を「使う人が増えること」、定着を「手順がAIを前提に変わり、担当者が替わっても続くこと」として分けています。総務省の調査の言葉でいえば、「従業員が個人作業の効率化で活用」から「部署内の特定業務で活用」「業務プロセスがAI中心に変更」へ進むことが定着です。
社員が無料のAIを各自で使っています。定着していると言えますか?
使う人が多くても、会社として決めた使い方がなければ段階1(個人で使う)です。入力した情報の扱いも会社が管理できません。会社で使うツールを決め、「最初はAI」の決まりと入れてはいけない情報を文書にしてから、段階2を目指します。ルールの作り方は[生成AIの社内ルールの作り方](/column/seisei-ai-shanai-rule)で解説しています。



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