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AI顧問・AIコンサル会社の比較|規模・得意領域で選ぶ5つの頼み方

打ち合わせの机で、経営者と相談相手が数字の資料を一緒に確かめている様子

「AI顧問」「AIコンサル」で調べると、候補が多すぎて絞れない。どの会社の紹介文も似ていて、違いが分からない。料金が書いていない会社も多い。相談先を比べ始めた社長が、よくぶつかる悩みです。

比べにくいのは、同じ「AI顧問」という名前の下に、中身の違うサービスが並んでいるからです。相談に乗る会社、研修をする会社、仕組みを作る会社、ツールを売る会社が、どれも「AI顧問」「伴走支援」と名乗っています。

この記事では、会社の名前を並べるのではなく、公開されている料金表の形から相談先を5つの型に分け、自社の規模と、頼みたい領域で、どの型を選べばよいかを整理します。3社を並べて比べるチェック表、相談のときに聞く質問、よくある失敗もまとめました。シス学に頼む場合の中身は、シス学 AIコンサルティングのページに載せています。

比べにくい理由|同じ「AI顧問」の名前で、中身の違う5つの型が並んでいる

公開されている料金表を並べると、値段を付けている対象がばらばらです。定例の回数と時間、1名あたりの受講料、開発の月額、ツールを使う人数。名前は似ていても、買うものが違います。

中身が違うものを、月額の金額だけで比べると、判断を誤ります。たとえば、毎月の打ち合わせで相談に乗るサービスと、自動化の仕組みを作って納品するサービスは、同じ「月額」でも買っているものがまったく違います。

公開されている料金表の形|値段の付け方を見ると、5つの型に分かれる

2026年10月22日に、料金を公式サイトに出しているAI顧問・AIコンサル・AI研修・AI開発のサービスの料金表を見比べました。値段を「何に対して付けているか」で分けると、相談先は次の5つの型に分かれます。

公開されている料金表の形で分けた、AIの相談先の5つの型(2026年10月22日に各社の公式サイトで確認。社名は省略)
型料金表の書き方主な中身手元に残るもの
顧問型(月ごとの伴走)月額で、定例の回数と時間、チャット相談の範囲、最低契約期間を書く定例の打ち合わせと日々の相談で、何をAIに任せるかを決め続ける決めたことの記録、社内ルール、手順書(範囲は契約しだい)
プロジェクト型「〇〇円〜」の参考価格と、人数・対象範囲・伴走の時間で個別に見積もると書く。段階ごとの日数を示す期間を区切って、業務の洗い出しと実行計画づくり、推進役の育成をまとめて行う導入計画、優先順位、段階ごとの成果物
研修中心1名あたりの受講料と、研修の時間・回数・定員を書く社員がAIを使えるように、職種や業務に合わせて教える受講した社員の技能、教材
開発中心開発の月額を「〇〇円〜」で書き、半年などの契約期間を添える決まった仕事を自動化する仕組みを作る動く仕組み(AIエージェント、自動化の設定など)
ツール会社の伴走ツールの利用料(人数で決まる月額)に、初期導入支援と、伴走支援のオプションを足す。1年・2年などの契約自社のツールを社内に広め、使い方の相談に乗るツールの利用環境、導入時の説明会や社内ルール

料金を公式サイトに出さず、無料相談で案内する会社もあります。その場合でも、プランの比較表に「期間」「打ち合わせの頻度」「実装の範囲」を書いている会社があり、上の型に当てはめて読めます。

顧問型の中は、「どこまで手を動かすか」で3段に分かれる

顧問型の料金表では、同じ会社の中でも、手を動かす深さでプランが分かれています。公開されている例を見ると、深いプランほど定例が増えます。

顧問型の3段と、公開されている料金表の例(2026年10月22日に公式サイトで確認。社名は省略)
段中身公開されている例
助言だけ任せる先と優先順位、ツールの選び方を助言する。実行は社内で行う定例は月1回60分で最低6か月。定例を置かず、チャットの質問を月2問・4問まで受けるプランもある
一緒に作る定例の打ち合わせに加えて、自動化の仕組みを社内の担当者と一緒に作る定例は隔週60分(月2回)で最低3か月
代わりに作る相談先が作って納品する。社内の手間は少ない定例は毎週60分(月4回)で最低3か月

「代わりに作る」を選ぶときは、納品された仕組みを社内の誰が直せるのかを、契約の前に確かめます。

最低契約期間は、公開されている料金表では3か月か6か月が中心です。金額の帯は、AIコンサルの費用相場で、公式サイトの金額を社名つきでまとめています。

規模・得意領域で比べる|どんな会社が、どの型を選ぶか

5つの型のどれが合うかは、会社の規模と、頼みたい領域で変わります。規模で変わるのは、金額よりも「誰が決めて、誰が動くか」です。社長が一人で決めて動く会社と、部署ごとに責任者がいる会社では、相談先に求める動き方が違います。

どんな会社が、どの型の相談先を選ぶか(一般的な傾向)
型合う会社の規模・状態得意な領域確かめること
顧問型社長が決め、社内の担当者1人と少しずつ進めたい会社。何から始めるかがまだ決まっていない会社任せる仕事の順番づくり、ツールの見極め、社内ルール、効果の確認月に何回・何分か。助言だけか、一緒に作るか。研修や開発は別料金か
プロジェクト型部署が複数あり、全社で計画を一度まとめたい会社。予算を年度でまとめて取る会社業務の分析、全社の導入計画、推進役の育成計画のあと、実行を誰が担うか。対象の人数と範囲で金額がどう変わるか
研修中心AIに任せる仕事はおおよそ決まっていて、使える社員を増やしたい会社職種・業務ごとの使い方、社員全体の底上げ自社の仕事を題材にできるか。研修のあとに質問できる先はあるか
開発中心任せる仕事と手順がもう決まっていて、仕組みにしたい会社自動化の仕組みづくり、既存のシステムとのつなぎ込み作ったものを誰が直すか。動かし続ける費用は毎月いくらか
ツール会社の伴走使うツールを先に決めていて、社員の人数が多い会社そのツールの社内への広げ方、使い方の相談ツールの利用料と伴走の料金を分けて見られるか。AIサービスの料金は別か

型は1つに決める必要はありません。顧問型で任せる仕事と順番を決め、必要になった時点で研修や開発を足す、という組み合わせもあります。大事なのは、今いちばん足りないものに合う型から始めることです。

相談先の規模で変わるのは、担当者と動き出しの速さ

大きな会社は人を多く出せる代わりに、最初の調査や計画づくりに時間をかけることがあります。小さな会社は代表が直接担当することがある代わりに、担当者が一人抜けると止まることがあります。

どの規模の相手でも、最初の相談で次の3つを聞きます。誰が担当するのか、途中で変わることはあるのか、担当者が休んだときは誰が受けるのか。

得意な領域の見分け方|紹介文ではなく、事例・料金表・担当者の3か所を見る

先に、自社に足りないものを決める

得意な領域を見分ける前に、自社に何が足りないのかを決めます。中小企業庁の2026年版中小企業白書の概要資料に、AIの活用に取り組んでいない中小企業が挙げた理由があります。上位5つは次のとおりです(n=3,888、複数回答)。足りないものによって、合う型が変わります。

AIを活用していない理由(中小企業、複数回答の上位5つ)と、まず合う型
理由回答の割合まず合う型
活用する業務がイメージできていない63.4%顧問型、プロジェクト型(任せる仕事を一緒に決める)
活用を推進する人材が不足している40.0%顧問型(社内の担当者を支える)、研修中心(推進役を育てる)
社内ルール・ガイドラインが整備されていない26.2%顧問型、プロジェクト型(ルールを一緒に決める)
セキュリティ・情報漏えいへの不安がある14.5%どの型でも、情報の扱いを最初に決める相手を選ぶ
必要な予算を確保できない13.8%小さく始められる型から(助言だけの顧問型など)

いちばん多いのは「どの仕事に使うか分からない」です。この段階で、研修や開発から始めると、何を学ぶか・何を作るかが決まらないまま進むことになります。任せる仕事が決まってから、研修や開発に進むほうが、遠回りが少なくなります。

1つ目:事例に、自社と同じ業種・同じ仕事があるか

紹介文は、どの会社も似た言葉になりがちです。見るべきは事例のページです。自社と同じ業種か、同じ種類の仕事(見積書、日報、問い合わせ対応など)の事例があるかを数えます。事例がなければ、相談のときに「うちと近い会社では、何から始めましたか?」と聞きます。

2つ目:料金表に、何の値段が書いてあるか

料金表は、その会社が何を売っているかを表しています。打ち合わせの回数と時間が書いてあれば顧問型、受講料と研修時間なら研修中心、ツールの人数ごとの利用料ならツール会社の伴走です。料金表を見るだけで、5つの型のどれかがおおよそ分かります。

3つ目:担当する人が、何をしてきた人か

同じ「AIの専門家」でも、プログラムを作ってきた人、研修をしてきた人、会社の経営や業務改善に関わってきた人では、得意なことが違います。担当者の経歴と、その人が実際に毎月の打ち合わせに出るのかを確かめます。

相談のときに聞く質問|提案書より、半年後に誰が直すかを聞く

契約のあとで困るのは、提案書に書かれていない場面です。次の4つの質問を、どの相談先にも同じ言葉で聞きます。

質問1:作った手順書や仕組みを、半年後に直すのは誰ですか?

仕事のやり方は変わります。AIのツールも変わります。作ったものを直すのが相談先だけなら、契約をやめた時点で止まります。社内の誰が、どこまで直せるようにしてくれるのかを聞きます。

質問2:これまでに途中で止まった案件は、どこで止まりましたか?

うまくいった話より、止まった話のほうが、相談先の得意・不得意がよく分かります。「社内の担当者が決まらなかった」「作るものが決まらなかった」など、具体的に答えられる相手は、自社でつまずく場所も先に教えてくれます。

質問3:預けた情報は、どのAIサービスに入れますか?

個人情報保護委員会は、本人の同意なく個人データを含むプロンプトを生成AIサービスに入れる場合について注意を出しています。提供事業者がそのデータを機械学習に利用しないこと等を、十分に確認するよう求めています。相談先が使うAIサービスと設定、資料の保存先を、見せる前に確かめます。

質問4:うちに合わないとしたら、何を勧めますか?

「何でもできます」より、「その段階なら研修が先です」「それは開発会社のほうが向いています」と言える相手のほうが、自社の状況を見ています。自社の型に合わない場合に、別の手を案内してくれるかを聞きます。

3社を並べるチェック表

相談は2〜3社に絞り、同じ質問をして、次の表を埋めていきます。空欄が残った所が、確かめ足りない所です。

AIの相談先を3社並べて比べるチェック表(印刷して相談のときに使えます)
比べる軸聞き方の例1社目2社目3社目
型料金は何に対して付いていますか?(回数・受講料・開発・ツールの利用料)
手を動かす深さ助言だけですか?一緒に作りますか?代わりに作りますか?
担当者毎月の打ち合わせに出るのは誰ですか?途中で変わりますか?
近い事例うちと同じ業種・同じ仕事の事例はありますか?
研修と開発研修や開発が必要になったら、同じ契約ですか?別の見積もりですか?
情報の扱い資料はどのAIサービスに入れ、どこに保存しますか?
残るもの契約が終わったあと、手順書や仕組みは自社に残りますか?誰が直せますか?
期間と合計最低何か月ですか?その期間の合計は税込でいくらですか?

失敗・落とし穴|型の合わない相手を選ぶと、3か月目に話がかみ合わなくなる

相談先選びの失敗の多くは、相手の良し悪しではなく、型の選び違いから起こります。よくある形を4つ挙げます。

失敗1:任せる仕事が決まらないまま、研修から始める

研修そのものは役に立っても、翌週から自社の仕事にどう使うかを相談する先がないと、使う社員と使わない社員に分かれたまま止まります。対策:任せる仕事を先に決めるか、研修のあとに質問できる先を用意します。

失敗2:作るものが決まらないまま、開発の会社に相談する

開発中心の相手は、作るものが決まっている依頼ほど力を出せます。「何をAIに任せるか」から相談すると、見積もりが出ず、話が進みません。対策:任せる仕事と手順を、先に1枚にまとめてから相談します。

失敗3:ツール会社の伴走を、ツールを選ぶ相談相手だと思う

ツール会社の伴走支援は、そのツールを社内に広めるための支援です。公開されている料金表には、業務ごとの活用の設計は別のサービスで受ける、と書いている例もあります。対策:ほかのツールと比べて選ぶ段階では、特定のツールを売っていない相手に相談します。

失敗4:月額だけで比べて、別料金と最低期間を見落とす

月額が安く見えても、研修や開発、ツールの利用料が別にかかると、合計は変わります。最低期間の途中でやめられない契約もあります。対策:上のチェック表の「研修と開発」「期間と合計」を、必ず埋めてから決めます。

シス学の場合|顧問型で、研修と開発も契約の中で行い、料金は無料相談でご案内

シス学(システム経営学)は、AIエージェントを活用し、会社を「儲かるシステム」につくり変える経営学です。株式会社むさしAI研修が提供しています。

この記事の5つの型でいうと、シス学 AIコンサルティングは、月ごとに続ける顧問型です。次のものが含まれます。

  • 月1回の定例ミーティング(90分)
  • 月1回のオンライン壁打ち・相談会(60分)
  • 月内のチャット相談
  • 社員向けのAI研修や、AIエージェントによる業務の自動化も、契約の時間の中で行う

定例では、任せる仕事を「作業(AI)・確認(社員)・判断(社長)」に分けて決めます。見積書なら、次のように分けます。

見積書の仕事を「作業・確認・判断」に分けた例
任せ先受け持つ仕事見積書での中身
AI作業過去の見積と単価表から下書きを作る
社員確認数量と条件を確かめ、例外に対応する
社長判断最後に金額を決める

任せる仕事を決める相手と、研修や仕組みづくりをする相手が同じなので、型を途中で乗り換える手間がかかりません。手順と判断の基準は、会社の中に残します。

研修だけを考えている場合はシス学 AI研修を、任せる仕事と手順が決まっていて仕組みだけを作りたい場合はシス学 AI開発をご案内します。料金は、対象の業務と体制をお聞きしたうえで、無料相談でご案内します。どれが合うかも含めて、まずは30分の無料相談からお伝えします。無理な営業はしません。

まとめ

  • AI顧問・AIコンサルは、名前ではなく型で比べる。料金表の形から、顧問型・プロジェクト型・研修中心・開発中心・ツール会社の伴走の5つに分かれる
  • 規模で変わるのは、金額より「誰が決めて、誰が動くか」。自社の状態に合う型から始める
  • 中小企業がAIを使っていない理由の最多は「活用する業務がイメージできていない」(63.4%)。この段階なら、任せる仕事を一緒に決める型が先
  • 得意な領域は、紹介文ではなく、事例・料金表・担当者の3か所で見分ける
  • 相談では、半年後に誰が直すか、情報をどのAIサービスに入れるか、合わない場合に何を勧めるかを聞き、3社を同じ表で比べる

まずは、自社に足りないものが「任せる仕事を決めること」「使える社員」「仕組み」のどれかを決めてから、相談先を探してみてください。AI顧問という頼み方そのものはAI顧問とは?で、AIコンサルの中身はAIコンサルとは?で解説しています。

よくある質問

AI顧問を比べるとき、何社くらいに相談すればよいですか?

型を見分けたうえで、同じ型の相手を2〜3社に絞るのが比べやすい数です。同じ質問をして、記事中のチェック表を埋めていくと、違いが見えやすくなります。

料金を公式サイトに出していない会社とは、どう比べればよいですか?

最初の相談で、料金が何に対して付くのか(打ち合わせの回数、受講料、開発、ツールの利用料)と、最低期間とその合計額を聞きます。そうすると、料金を出している会社と同じ表で比べられます。

大きな会社と小さな会社、どちらに頼むほうがよいですか?

一概には言えません。大きな会社は人を多く出せる一方、最初の調査や計画に時間をかけることがあります。小さな会社は代表が直接担当することがある一方、担当者が抜けると止まることがあります。規模より、誰が担当するか、途中で変わるかを確かめて選びます。

研修の会社と顧問、どちらに先に頼むべきですか?

AIに任せる仕事が決まっていなければ、先に顧問型などで任せる仕事を決めるほうが、研修の題材も決まり、遠回りが少なくなります。任せる仕事がおおよそ決まっていて、使える社員を増やしたいなら、研修から始めても構いません。

相談のときに、社内の資料を見せても大丈夫ですか?

見せる前に、守秘義務と、資料を入れるAIサービス、保存先を確かめます。個人情報保護委員会は、本人の同意なく個人データを生成AIサービスに入力する場合について注意を出しています。提供事業者がそのデータを機械学習に利用しないこと等を、十分に確認するよう求めています。仕事の流れだけを説明して相談することもできます。

出典・参考

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