AI研修公開 更新

AI研修の費用相場|公式サイトの料金で比べる1名あたりの金額と助成金を使った負担

会議室で、社員たちがノートPCを前に座り、講師が正面の画面の表を指しながら説明している様子

「社員にAI研修を受けさせたい。でも、1人いくらかかるのか。」研修会社を探し始めた社長が、最初に知りたいことの一つです。ところが、料金の出し方は会社ごとにばらばらです。1名あたりで出す会社、1回あたりで出す会社、年額で出す会社があり、税込と税別も混ざっています。助成金を使った「実質」の金額も、計算の前提が会社ごとに違います。

この記事では、各社の公式サイトに出ている金額だけを使って答えます。1名あたりの金額の帯、差が生まれる所、契約の形、助成金を使った場合の負担、見積もりで確かめることの順です。金額は2026年10月22日に、各社の公式ページを1件ずつ開いて確かめたものです。シス学のAI研修の場合も、後半で書きます。

公式サイトで確認できた金額|12時間前後の研修は1名15万〜40万円の帯に並ぶ

1名あたりの料金を公式サイトに出している会社を並べると、次のようになります。名前は「AI研修」「生成AI研修」「講座」と違いますが、どれも会社が社員に受けさせる法人向けのものです。

1名あたりで料金を出している会社

1名あたりの料金(2026年10月22日に各社の公式サイトで確認)
会社・サービス研修の形1名あたりの金額税
Saix「AIエージェント研修」120分×全6回(実訓練12時間)・5〜30名・同時双方向オンライン40万円税込
Saix「2デイズ集中研修」8時間×2日・10〜30名・対面45万円(教材費を含む)税別
Uravation「標準コース」12時間・実務ハンズオン40万円(10名以上の一括申込は36万円、15名以上は30万円)税別
Uravation「6時間ライトコース」6時間20万円税別
MedGenerate「12時間プログラム」12時間・5名から15万円(税込16万5,000円)税別
WEAVE「生成AI研修(助成金活用)」カリキュラム例は全6回・各120分40万円(通常価格の表「5名200万円・10名400万円・30名1,200万円」を人数で割った額)記載なし
デジライズ「AI人材養成講座」6か月・10名から・動画約10時間の視聴24万円税別
ホリエモンAI学校「法人プラン」年間の定額制(12か月)・2名から年31万円税抜

講師がその場で教える12時間前後の研修(Saix・Uravation・MedGenerate・WEAVE)は、1名あたり15万円から40万円の帯です。4社のうち3社が40万円です。

ただし、税込・税別・記載なしが混ざっています。同じ40万円でも、支払う額は同じではありません(税の節で計算します)。

金額の差が生まれる所|時間、ライブか動画か、人数で変わる

同じ会社の中でプランの金額が分かれる所を見ると、差が生まれる理由は大きく3つです。

1. 研修の時間

Uravationは、6時間のライトコースが1名20万円、12時間の標準コースが1名40万円(どちらも税別)です。Saixは、12時間のAIエージェント研修が1名40万円(税込)、8時間×2日の2デイズ集中研修が1名45万円(税別・教材費を含む)です。時間が長いほど、1名あたりの金額は上がります。

2. 講師がその場で教えるか、動画で学ぶか

デジライズの「AI人材養成講座」は、動画約10時間の視聴を含む6か月の講座で、1名24万円(税別)です。ホリエモンAI学校の「法人プラン」は、年間の定額制で1人年31万円(税抜)です。講師がその場で教える研修と、動画や定額制で学ぶ講座では、料金の単位も、助成金の上限も変わります(助成金の節で説明します)。

3. 受ける人数

Uravationの標準コースは、10名以上の一括申込で1名36万円、15名以上で1名30万円(税別)に下がります。Saixは「1名あたりの金額は、人数によって変わりません」と書いています。最少人数も、Saix・MedGenerateは5名から、デジライズは10名から、ホリエモンAI学校は2名からと違います。

受講料に含まれないもの

受講料の外に置かれている費用(各社の公式サイトの記載)
費用別になっている会社と書き方
AIツールの利用料Saix(各ツールの契約は貴社で用意)、デジライズ(ChatGPT・Claude・Copilotなどのライセンス費用は別)、Uravation(受講者個人のAIツール利用料は含まない)
講師の交通費MedGenerate、シンプルブランド、Uravation(宿泊費も実施地により別)
会場費・追加日程・受講後の継続的な質問対応Uravation(含まないものとして記載)

見積もりは、金額より先に「何時間、講師がその場で教えるのか、何名から、何が別料金か」をそろえてから比べます。

契約の形|1名あたり・1回あたり・年額の定額制で、比べ方が変わる

公式サイトの料金は、次の3つの形で出ています。形が違う料金は、そのままでは比べられません。

AI研修の契約の形(2026年10月22日に各社の公式サイトで確認)
契約の形公式サイトの例比べるときの直し方助成金の上限(中小企業)
1名あたりSaix 40万円(税込)、Uravation標準コース 40万円(税別)税込にそろえる。人数割引と最少人数を見る実訓練10時間以上100時間未満は1人30万円
1回あたりMedGenerate 2時間10万円〜(税別・10名まで)、シンプルブランド 60分10万円〜(税別)受ける人数で割って1名あたりに直す実訓練10時間未満は対象外
年額の定額制ホリエモンAI学校 法人プラン 1人年31万円(税抜)12か月で割って1か月あたりに直す1人1月あたり2万円(経費助成のみ)

1回あたりで料金を出している会社

1回あたりの料金(2026年10月22日に各社の公式サイトで確認)
会社・サービス時間1回の金額税
MedGenerate「法人向けAI研修」2時間(10名まで)10万円〜(税込11万円〜)税別
MedGenerate「法人向けAI研修」半日・3時間(10名まで)15万円〜(税込16万円〜)税別
MedGenerate「法人向けAI研修」1日・6時間(10名まで)25万円〜(税込27万円〜)税別
シンプルブランド「法人向け生成AI研修」60分10万円〜(交通費は別)税別
Uravation「短時間ワークショップ」1時間の登壇型30万円(30名まで)、大人数は50万円税別

たとえばMedGenerateの2時間の研修(10万円〜・税別)を10名で受けると、1名あたり1万円〜(税別)です。1名あたりの表の金額より安く見えますが、時間は12時間研修の6分の1です。

助成金を使った場合|中小企業は経費の75%が助成の対象。ただし上限と条件がある

AI研修の費用で、多くの研修会社が案内しているのが、厚生労働省の人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)です。中小企業の主な数字は次のとおりです。条件の詳しい説明は、AI研修に使える助成金にまとめています。

事業展開等リスキリング支援コースの主な数字(中小企業。厚生労働省の詳細版パンフレットより)
項目内容
経費助成率75%
経費助成の上限(1人1訓練あたり)実訓練10時間以上100時間未満は30万円、100時間以上200時間未満は40万円、200時間以上は50万円
eラーニング・通信制の場合上限は1人15万円。経費助成のみ(賃金助成なし)
定額制サービスの場合上限は1人1月あたり2万円。経費助成のみ
賃金助成受講者1人につき1時間あたり1,000円
受講回数の上限1人1年度に3回まで。令和8年8月3日以降の計画届によるeラーニングは、そのうち1回まで

各社が出している「助成金を使った場合」の金額

公式サイトに出ている「助成金を使った場合」の書き方(2026年10月22日に確認)
会社・サービス公式サイトの書き方計算の前提
Saix「AIエージェント研修」1名あたり実質10万円(概算)。10名の例で、受講料(税込)400万円、助成額300万円、実質の負担100万円税込40万円に75%。上限は1人30万円
MedGenerate「12時間プログラム」1人あたりの実質負担29,250円税込16万5,000円に75%(12万3,750円)+賃金助成1,000円×12時間(1万2,000円)
デジライズ「AI人材養成講座」実質9万円/名(中小企業の場合)税別24万円から助成額15万円を引く。社労士の費用(助成金額の10%)は別
WEAVE「生成AI研修(助成金活用)」10名で通常価格400万円、実質負担額100万円「事業展開等リスキリング支援コース適用時」と注記
ホリエモンAI学校「法人プラン」1人あたり年間最大24万円の人材開発支援助成金あり定額制の上限(1人月2万円)

表のとおり、税込で計算する会社、税別で計算する会社、賃金助成まで含める会社があります。「実質○円」だけを並べて比べず、受講料(税込)と、計算の前提を確かめてから比べましょう。

厚生労働省は、助成金を使えば研修を「実質無料」で受けさせられる、とうたう勧誘に注意を呼びかけています。返金などで会社の負担が減ると、支給要件を満たしません。同じ内容の研修なのに、助成金の有無だけで受講料に差をつけている場合、その差額は支給の対象になりません。詳細版パンフレットの例では、助成金を申請する会社は30万円、申請しない会社は10万円という価格なら、差額の20万円は対象外です。令和8年5月14日の支給要領の改正で、受講料の価格設定についての疎明書(様式第28号)の提出も必要になりました。

助成金を使うときに、別にかかる費用

申請を社会保険労務士に頼む費用は、受講料とは別です。デジライズは「助成金額の10%」、ホリエモンAI学校は「目安14万円前後」、Saixは「貴社のご負担」と書いています。負担額は、受講料から助成額を引き、社会保険労務士の費用を足して考えます。

税の書き方|税込・税別・記載なしが混ざっているので、そろえてから比べる

最初の表でも、「税込」「税別」「税抜」「記載なし」が混ざっています。会社どうしの取引の価格は、税込の表示(総額表示)の義務の対象ではないと、財務省が説明しています。そのため、税別だけで書いている会社も多くあります。

同じ「1名40万円」でも、税込40万円は税別にすると約36万4,000円です。税別40万円は、消費税10%を足すと税込44万円です。1名あたり4万円、10名なら40万円の差になります。比べるときは、すべて税込にそろえましょう。

助成金の計算は、税込の金額でする

厚生労働省の支給要領では、経費助成の対象になる経費に「消費税」が入っています。そのため、助成額は税込の受講料に75%を掛けて考えます。ただし、上限があります。

計算の例(中小企業・実訓練12時間。最初の表の公開料金を使い、賃金助成は含めない)
研修税込の受講料(1名)75%上限(1人30万円)をあてた助成額会社の負担
Saix「AIエージェント研修」(40万円・税込)40万円30万円30万円10万円
Uravation「標準コース」(40万円・税別)44万円33万円30万円14万円
MedGenerate「12時間プログラム」(15万円・税別)16万5,000円12万3,750円12万3,750円4万1,250円

Uravationの例のように、75%を掛けた額が上限(1人30万円)を超えると、超えた分は助成されません。MedGenerateの例に賃金助成(1,000円×12時間)を足すと、同社が公式サイトに出している「実質負担29,250円」になります。どれも制度の数字で計算した例で、実際の金額は審査で認められた経費と時間で決まります。

金額を出していない会社|内容と人数を聞いてから見積もる

料金を公式サイトに出さず、相談のあとに見積もる会社や、一部のコースだけ見積もりにしている会社もあります。

料金を出していない例(2026年10月22日に確認)
会社・サービス公式サイトの書き方
SHIFT AI「法人向けAI活用サービス」研修の金額の記載はなく、「企業様ごとの課題や規模等に合わせた支援メニュー」を相談フォームから提案する形
Uravation「短時間カスタム研修」3〜4時間の半日研修。料金は別途見積

Uravationの短時間カスタム研修は3〜4時間なので、そのままでは助成金の条件(実訓練10時間以上)に届きません。金額が出ていない研修は、最初の相談で「実訓練は何時間か」と「1名あたり税込でいくらか」を聞くと、上の表と並べられます。

見積もりで確かめること|頼む前のチェック表

AI研修の見積もりを受け取ったら、次の点を確かめましょう。

AI研修の見積もりで確かめること
確かめること聞き方の例
研修の時間実訓練は何時間ですか?休憩や事務連絡の時間は含みますか?
教え方講師がその場で教えますか(対面か、同時双方向のオンライン)?動画で学ぶ形ですか?
人数最少何名からですか?人数で1名あたりの金額は変わりますか?
税1名あたり、税込でいくらですか?
含まれないものAIツールの利用料、講師の交通費、会場費は別ですか?
研修の題材自社の業務(見積書、日報、メールなど)を題材にしますか?
助成金を使う場合助成金を使わない会社と同じ料金ですか?計画届に付けるカリキュラム表を出せますか?
社会保険労務士の費用申請を頼む費用はいくらで、誰と契約しますか?
研修のあと研修後の質問は受けてもらえますか?別料金ですか?

研修会社の選び方全体は、生成AI研修の選び方でも解説しています。

シス学の場合|12時間の研修で、助成金の有無で料金を変えない

シス学(システム経営学)は、AIエージェントを活用し、会社を「儲かるシステム」につくり変える経営学です。シス学のAI研修は、実訓練12時間・同時双方向(対面またはオンライン)で、社員が毎日行っている業務(自社の書類・メール・データ)を題材にします。

研修では、仕事を「作業・確認・判断」に分けて、AIと社員と社長に割り振る練習をします。この記事の「研修の見積もり比べ」で分けると、次のようになります。

研修の見積もり比べを「作業・確認・判断」に分けた例
受け持つ人仕事中身
AI作業各社の見積書と公式ページから、時間・教え方・人数・税・別料金を1つの表に転記する
社員確認表の数字を見積書の原本と照らす。空欄はチェック表の聞き方で研修会社に確かめる
社長判断税込の1名あたりの金額と内容を見て、どこに頼むか、何名に受けさせるかを決める

助成金を使う場合も使わない場合も、研修の料金は同じです。申請は社会保険労務士にご依頼ください(費用は貴社のご負担です)。計画届は研修を始める日の1か月前までに出すため、実施を希望する日の2〜3か月前のご相談が安全です。

料金は、対象の業務と体制をお聞きしたうえで、無料相談でご案内します。まずは30分の無料相談からご相談ください。

まとめ

  • 公式サイトに出ている12時間前後のAI研修は、1名15万〜40万円の帯にあり、40万円が多い
  • 金額の差は、研修の時間、講師がその場で教えるか動画か、人数で生まれる。AIツールの利用料や交通費が別のこともある
  • 1回あたり・年額の料金は、1名あたりに直してから比べる。実訓練10時間未満の研修は助成金の対象外
  • 助成金(事業展開等リスキリング支援コース)は、中小企業で経費の75%、12時間なら1人30万円が上限。審査で決まり、受給の保証はない
  • 税込と税別が混ざっているので、税込にそろえてから比べる。助成金の計算も税込で考える

最初の1歩は、候補の2〜3社の見積もり(または公式ページ)を、上のチェック表の9項目で1枚の表にすることです。1名あたりの税込の金額と、助成金を使わない場合も同じ料金かが、そこで見えます。

よくある質問

AI研修の費用は、1人いくらくらいですか?

各社の公式サイトに出ている金額では、講師がその場で教える12時間前後の研修で、1名15万〜40万円の帯にあります(2026年10月22日時点)。税込と税別が混ざっているので、税込にそろえて比べてください。動画で学ぶ講座や、1回いくらで出す研修もあります。

助成金を使うと、AI研修の負担はいくらになりますか?

中小企業が事業展開等リスキリング支援コースの対象になると、経費の75%が助成の対象で、実訓練10時間以上100時間未満の研修は1人30万円が上限です。たとえば税込40万円の研修なら、計算上の助成額は30万円です。実際の金額は労働局の審査で決まり、受給を保証するものではありません。

2時間ほどの短いAI研修でも、助成金は使えますか?

事業展開等リスキリング支援コースは、実訓練10時間以上が条件です。数時間で終わる研修は、そのままでは対象になりません。

AI研修の料金は、税込と税別のどちらで比べればよいですか?

税込にそろえて比べるのがおすすめです。会社どうしの取引は税込表示の義務の対象ではないため、税別で書く会社も多くあります。また、助成金の対象経費には消費税も含まれるため、助成額も税込の受講料で考えます。

助成金を使う場合だけ、受講料が高くなる研修は問題ありませんか?

厚生労働省の資料では、同じ内容の研修なのに助成金の有無だけで受講料に差をつけている場合、その差額は支給の対象にならないとされています。見積もりの段階で、助成金を使わない場合と同じ料金かを確かめてください。

出典・参考

CONTACT

社長の時間を、AIでつくりませんか。

どこをAIで仕組みにできるか、一緒に整理します。

オンライン対応/相談だけでも大丈夫です

課題が具体的な方

日時を選んで無料相談を予約平日10〜17時・30分・オンライン日時を決めずにフォームで相談する

まずは情報収集の方

サービス資料をダウンロード
サービス資料の表紙PDF・11ページ/3項目の入力ですぐに読めます

メールでのお問い合わせ:musashi@むさしAI研修.com

運営:株式会社むさしAI研修(東京都渋谷区)